JIAM 2022 OSAKAに10,423名が来場

2022/12/07 ニュースリリース

南アジアからの海外来場者を多数迎え、コロナ禍でも盛況のうちに閉幕

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熱心に出展製品を確認する来場者

国際アパレル機器&繊維産業見本市「JIAM 2022 OSAKA」(主催:一般社団法人 日本縫製機械工業会(以下JASMA))が2022年11月30日(水)-12月3日(土)の4日間、インテックス大阪4、5、6号館にて成功裏に閉幕しました。6年ぶりの開催となったアジア最大規模の縫製機器関連の見本市に、11カ国・地域から150社(国内:112社、海外:38社)が出展、国内外から10,423名の来場者を迎えました。新型コロナウイルスの影響で渡航が厳しい中国に代わり、バングラデシュ、インド、スリランカ、韓国、パキスタンが海外からの上位を占め、国際色豊かな商談の場として、会場は展示品を前に熱心に言葉を交わす来場者らの姿で溢れました。

「JIAM 2022 OSAKA」来場者数

日付

11/30(水)

12/1(木)

12/2(金)

12/3(土)

合計

天気

曇り

曇り

晴れ

晴れ

 

来場者数

2,476名

3,151名

3,104名

1,692名

10,423名

  • 速報値のため、最終的な数字が変動する可能性があります
  • 来場者数に出展者、メディア、来賓や登壇者、運営関係者は含まれておりません
  • 来場者数はマルチプルカウント方式です(同一来場者の2日間来場=2名としてカウント)

初日に行われた開会式では、JASMAの内梨晋介会長が「ニューノーマルな環境で新たな技術の進化や普及、生産性や品質向上への要望が高まる中、出展者の展示内容も自動化・ロボット化、IoT・ネットワーク化の動きに対応して様々な工夫がなされています。是非ご覧いただきたい」と力強く述べ、JASMA副会長 兼「JIAM 2022 OSAKA」実行委員長の美馬成望氏が開会宣言を務めました。

本見本市では「JIAMから、つながる…~次世代技術と匠の技のコラボレーション~」をテーマに、次世代につながる革新的な新製品やシステム・ソリューションの展示だけでなく、時代とともに変革を遂げる匠の技術も発信しました。4号館の特設セミナールームでは厚生労働省認定 現代の名工である稲荷田征氏を迎え「前身頃地縫い・肩地縫い(実用新案獲得)」などの実技セミナーを披露し、立ち見が出るほどの人気を博しました。また、経済産業省製造産業局産業機械課 課長 安田篤氏による「製造業とデジタルについて」や、他にも「ものづくり」業界をけん引する企業らによるパネルディスカッション、「SDGs」、「工業用ミシンのIoT化の事例」、「ブランドとコラボしたアップサイクルの取り組み」など、多岐にわたる内容のセミナーも開かれ、来場者の関心を集めました。

家庭用ミシンメーカー3社によるホームソーイングゾーンでは、廃材を使ってアップサイクルを学べるワークショップが連日開催され、自作した「カップスリーブ」を手にカフェで一休みする来場者の姿で賑わいました。JASMA業務部の水落和子氏は「初日から男性や海外の来場者が多く、土曜は一般女性にも参加いただき大繁盛でした。ミシンを身近に感じていただくとともに、アップサイクルの活動も周知できたと思います」と述べました。

出展者の声

  • ペガサスミシン製造株式会社 執行役員 岡本裕之氏/

    6年ぶりの開催なので、新製品ばかりを揃えて展示しました。営業成果に繋げることも大事ですが、日本の技術力を世界にアピールする場だとも思っていますので、全社一丸となって出展に取り組みました。また、説明員はなるべく若手から起用し、漫画を用いた説明パネルのアイデアなども取り入れました。おかげさまで海外来場者からもよくお声がけいただけたと思います。

  • ブラザー工業株式会社 部長 長沼功一氏

    新型コロナウイルスの影響で来場者は落ち込むと覚悟していましたが、日本国内だけでなく、インド、バングラデシュからも想定以上に来場いただけました。ミシン単体だけではなく、ラインの生産性を上げる自動化・省人化を含めたご提案に対して、前向きに検討いただけそうな手ごたえを感じました。

  • エプソン販売株式会社 特販営業企画部 阿久澤亜実氏

    国内問わず、想定以上の来場者にブースへお越しいただけました。今回の出展で、私たちが思っていた以上にアパレル業界での認知度が低かったことにも気付けましたし、だからこそしっかりとアプローチできたと思います。次回の出展もかなり前向きに検討しています。

  • VDMA, Textile Care, Fabric and Leather Technologies, Ms Veronika März

    想定以上の良い結果に、パビリオンの出展者からは満足の声をいただいています。特に南アジアからの来場者が多かったように感じました。次回はもっと大きなパビリオンで出展したいと考えています。

次回の「国際アパレル機器&繊維産業見本市(JIAM)」は、
2024年11月27日(水)-30日(土)インテックス大阪2、3、4、5号館にて開催します。

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