パネルディスカッション、社会課題の解決に向けた充実の企画も続々と!
2022年11月30日(水)-12月3日(土)の4日間、インテックス大阪4・5・6号館にて「JIAM 2022 OSAKA」<主催:一般社団法人 日本縫製機械工業会(JASMA)>が開催されます。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、2020年の開催が見送られたため6年ぶりの開催となる本見本市のテーマは「JIAMから、つながる…~次世代技術と匠の技のコラボレーション~」。時代や環境の変化、そしてコロナ後に求められる課題解決のグローバル・プラットフォームとして、匠の技術と未来を支える最新技術の融合と協働から、次世代につながる革新的な新製品やシステム・ソリューションを日本から世界へ発信する場を提供します。世界有数の縫製機器見本市の一つであるJIAMは、国内外メーカーの最先端技術・製品・サービスが一堂に集結する国際見本市です。大きな注目を集める本見本市は、開催まで半年ある現時点での会場内の残り小間数はわずかとなっています。
開催規模・出展状況
開催まで6ヵ月となったJIAM 2022 OSAKA。2022年6月6日現在、6ヶ国・地域から109社845小間の出展が決定しています。うち新規出展者は27社(国内14社、海外13社)、海外からはインド、ギリシャ、タイ、台湾、中国から出展申込を受けています。これらの新規出展者は主に裁断・延反・CAMと縫製機器関連を出展します。また、台湾パビリオンには、台湾から16社が出展予定です。新型コロナウイルス禍の先行きが見え始めた今、世界各国では通常ビジネスの再開・回復へ動き始めています。未だ入国規制が残る状況でも、このように多くの海外企業がJIAM 2022 OSAKAへの出展を表明していることから、本見本市が国際的なビジネスプラットフォームとして大きな期待を集めていることがうかがえます。
充実のパネルディスカッション
会期中には11本のセミナーやパネルディスカッションの開催が予定されています。その中でも注目は、11月30日(水)15時から開催予定のパネルディスカッション「アジア・アパレル最前線―日系縫製企業10年間の戦いとこれから」と12月1日(木)13時30分からの「ファクトリーの時代に挑む―ものづくりで日本、世界の市場を切り開く」です。SNSやEコマースの普及は、作り手と消費者を直接つなげ、こだわりや技術力の高さをダイレクトに消費者に伝えることを可能にしました。市場が日本のみにとどまらず世界に広がった今、まさにファクトリーの力が問われています。ファクトリーブランドやD to Cに挑戦しているニット、婦人服、カットソーの代表的な企業にそれぞれの取り組みや課題、今後の展望をお話いただきます。
家庭用ミシンゾーン
「家庭用ミシンゾーンでソーイング体験!アップサイクル~つくる責任・つかう責任~」
体験シェアリングサービスを運営する株式会社STORY&Co.様による協力を得て、出展企業(JUKI株式会社、ブラザー工業株式会社、株式会社ジャノメ、JASMA)によるB to C企画「家庭用ミシンゾーン」が登場します。「コールマンのテント生地」を裁断したものを素材に使用し、ソーイング体験を通じて新たな品物に生まれ変わらせます。ゾーン内では、一連の製作過程やアップサイクルに関する動画もご紹介します。2015年に国連総会で採択された「持続可能な開発目標SDGs」は、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標、日本でも各分野で積極的に取り組まれ、企業のみならず一般にも広く浸透しています。アパレル業界では、衣料品の大量消費、大量廃棄が深刻な問題となっており、環境省のデータによると、日本で廃棄される衣料品の量は1日あたり平均1,300トンとされています。このような現状に対して、環境省は企業と消費者へ向けてこれからのファッションを持続可能にする取り組み「サステナブルファッション」を提唱。そして企業も「つくる責任・つかう責任」の達成に向けた取り組みを始めています。JIAM 2022 OSAKAの主催者特別企画において、関連の深いアパレル業界のSDGsへの取り組みを紹介することは、多くの関係者と一般消費者に学びと新しい価値への気づきの機会を提供し、その先にある持続可能な社会の実現に貢献します。同時に、第42回ホームソーイング小・中・高校生作品コンクール経済産業大臣賞作品の説明パネルの展示も予定しています。
衣料の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて将来にわたり持続可能であることを目指し、生態系を含む地球環境や関わる人・社会に配慮した取り組みのこと。
開催概要
名称 |
JIAM 2022 OSAKA-国際アパレル機器&繊維産業見本市JIAMから、つながる... ~次世代技術と匠の技のコラボレーション~ |
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会期 | 2022年11月30日(水)-12月3日(土)10:00-17:00(最終日は16:00まで) |
会場 | インテックス大阪 4・5・6号館 |
主催 | 一般社団法人 日本縫製機械工業会(JASMA) |
出展対象 | 企画・設計・CAD、裁断・延反・CAM、縫製機器、刺繍・プリント・カッティング加工、仕上げ・ランドリー関連、検査・試験関連、ホームソーイング、副資材、素材・縫製品、織り・編み・染色、織物・繊維・不織布、自動車・航空・宇宙機関連、インテリア・家具・住居関連、服飾雑貨・生活雑貨、産業用繊維資材、IT情報技術、物流、設備・装備・環境、教育・人材育成、情報サービスなど |
来場対象 | アパレルメーカー、縫製業、繊維・素材メーカーおよび加工業、機械・機器メーカーおよび販売業、刺繍・プリントメーカー・染色・仕上げ業、自動車・航空機・宇宙産業、クリーニング・ランドリー業、副資材メーカーおよび関連業、服飾雑貨・生活雑貨販売、インテリアメーカー、物流業、流通・小売業、製造小売業(SPA)、商社、官庁・団体・大使館、服飾専門学校・学生、一般消費者など |
2016年実績 | 出展者数:258社、来場者数:15,257名 |